「自分の終活、何から始めたらいいか分からない……」
「親の終活を手伝いたいけれど、どう声をかけたらいい?」
「将来のために、相続やお墓のことを知っておきたい」
「介護や医療、お金のことも不安だけど、どこに相談すればいい?」
「今の仕事に、高齢者の方へのサポートという価値を加えたい」
もし一つでも当てはまるなら、「終活アドバイザー」資格が疑問や不安の解消に役立つかもしれません。
この記事では、終活アドバイザー資格について、費用や学習期間、具体的なカリキュラム、取得方法、そして取得後の活用方法を解説します。
1. 終活アドバイザー資格とは?
終活アドバイザー資格は、通信講座のユーキャンを通じてのみ取得できる終活資格。NPO法人ら・し・さが運営する「終活アドバイザー協会」が認定する民間資格です。
エンディングノートの作成などをはじめ、人生の終末期に向けて必要な事柄(相続・葬儀・医療・介護・保険・金融・生前整理など)について、多岐にわたる知識とスキルが身につきます。
2. 終活アドバイザー資格を取得するメリット・活躍の場
終活アドバイザー資格を取得すると、下記のようなメリットがあります。
自分の終活や家族のサポートに活かせる
漠然とした不安を解消し、自分の終活を具体的に準備できます。また、親や配偶者など大切な家族の終活を的確にサポートでき、家族間のコミュニケーションを円滑にして、安心して将来を迎えられるでしょう。
専門家として終活相談やセミナー開催ができる
地域やコミュニティで終活の専門家として、悩みを抱える人の力になれます。終活に関する相談会やエンディングノート作成セミナーなどを開催し、社会貢献にも繋げられます。
現在の仕事に付加価値をつけられる
介護職や金融関係、士業(行政書士、社会保険労務士など)や保険業など、高齢者と接する機会の多い方やひとの財産などに関する相談を受ける立場の方が、この資格を持つことで、本業に終活アドバイスという付加価値を加え、他社・他者との差別化も図れるでしょう。
3. 終活アドバイザー資格取得に「事前知識」は必要?
全くの初心者でも大丈夫です。事前の専門知識は一切不要です。
終活アドバイザー資格の学習内容は、法律・介護・保険・金融などの幅広い分野にわたりますが、ユーキャンの講座ではこれらの知識を基礎から分かりやすく学習できるよう設計されています。専門用語も丁寧に解説されているため、初めて学ぶ方でも無理なく知識を習得できるでしょう。
もちろん、すでにFP(ファイナンシャルプランナー)などの資格を持っている方は、学習がよりスムーズに進む可能性はありますが、必須ではありません。
4. 終活アドバイザー資格取得までの学習期間
終活アドバイザーの資格取得にかかる期間の目安はおよそ4カ月です。ただしこの期間はあくまで目安であり、自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて調整できます。
忙しい方でも無理なく学習を続けられるよう、 受講開始から8ヶ月間は、学習に関する質問や指導、課題の添削など、すべてのサポートが受けられます。
5. 終活アドバイザー資格取得にかかる費用
終活アドバイザー資格を取得するためには、ユーキャンの講座受講料(一括払いの場合 39,000円・2025年8月現在)がかかります。
この受講料には、テキスト代、副教材費、添削費用、終活アドバイザー検定試験の受験料などが全て含まれており、追加で教材を購入する必要はありません。
資格取得後、主催の終活アドバイザー協会へ入会する場合は、別途入会金4,000円と年会費6,000円の合計1万円がかかります。
協会への所属は必須ではありませんが、所属することで終活アドバイザー協会ホームページに氏名を掲載されたり、協会が主催するセミナー等へ優待料金または無料で参加できたりといったメリットがあります。
そのため、終活アドバイザー資格を活かして活動する場合は、所属を検討しても良いかもしれません。
6. 終活アドバイザー資格講座の受講方法
終活アドバイザー資格は、ユーキャンが提供する通信講座でのみ受講できます。通学の必要はなく、ご自身の都合の良い時間に、自宅でテキストや副教材(Web動画、参考資料など)を使って学習を進めます。これにより、時間や場所に縛られることなく、自分のライフスタイルに合わせて学習計画を立てられます。
学習内容で疑問に感じた点は、メールや郵送で質問できます。専門の講師が丁寧に回答してくれるため、つまずくことなく学習を進められます。
また、添削課題も設けられており、講師による個別のフィードバックによって、理解度を確認できます。
7. 終活アドバイザー資格の「カリキュラム」内容
ユーキャンの終活アドバイザー講座では、終活に関する多岐にわたるテーマを体系的に学べます。主な学習内容は以下の通りです。
- 終活の基礎知識: 終活の意義や必要性、全体像を理解します。
- エンディングノートの作成・活用: NPO法人ら・し・さ終活アドバイザー協会のエンディングノート「ら・し・さノート(R)」を実際に作成しながら、書き方や活用方法を習得します。
- 老前整理・財産管理: 生前整理の進め方や、財産(不動産、金融資産など)の管理方法について学びます。
- 社会保険制度: 年金、医療保険、介護保険などの公的制度の仕組みと活用方法を理解します。
- 高齢者を支えるさまざまな制度: 終末期への備え、高齢者の住まいや医療に関する制度について学びます。
- 葬儀・お墓: 現代の葬儀やお墓の種類、準備、費用、供養のあり方について学びます。
- もしものときに必要な手続き: 亡くなった後に必要となる各種手続きについて理解を深めます。
- 相続・遺言: 相続の基本ルール、遺言書の作成方法、遺産分割など、相続対策に必要な知識を習得します。
このカリキュラムを通じて、終活に関する多岐にわたる専門知識を身につけ、自分や家族の終活を具体的に進める力を養います。
8. 終活アドバイザーの試験はどこで受けられる?
終活アドバイザー資格を取得するためには、講座の学習を終えた後に認定試験を受験し、合格する必要があります。
試験は自宅で受験する在宅試験です。指定された期間内に、ご自身の都合の良いタイミングで受験できます。試験はマークシート方式。全体の60%以上の得点で合格となります!
ユーキャンの受講期間内であれば、何度でも再受験が可能です。一度で合格できなくても、焦らずに弱点を克服し、再度挑戦できるため、確実に資格取得を目指せます。
9. 終活アドバイザー資格に更新制度はある?
終活アドバイザー資格には有効期限がありません。一度取得すれば、資格が失効することなく、生涯にわたって利用できます。そのため、定期的な更新手続きや、更新のための追加学習は不要です。
ただし、終活アドバイザー協会に所属した場合は、協会の年会費として年額6,000円かかります。
終活アドバイザー資格で、あなたらしい終活をサポートを!
終活アドバイザー資格は、自分の終活準備に役立つだけではなく、家族や大切な人の終活をサポートしたり、アドバイザーとして活躍する道を開いたりといった活かし方もできる資格です。
前提知識がなにもないところから網羅的に終活について学ぶにはピッタリの資格と言えるでしょう。
人生100年時代と言われる現代において、終活は誰もが向き合うべきテーマです。
まずはユーキャンの資料請求から、終活アドバイザーへの第一歩を踏み出してみませんか?